当院で診察する心の症状について

当クリニックでは精神科医師による診察を行います。
ストレスの多くなった現代社会では、脳やそれに関わる臓器が過度に疲れ、心や体に不調が起こってしまいがちです。わからないまま、気のせい、性格のせいと言われたりして、相談する機会もないまま症状が重くなってしまいます。
昔ほどではありませんがメンタルクリニックへの受診は、まだハードルが高いのかもしれません。小さな心の悩みでも結構です。まずは話を伺いたいと思います。
人それぞれ、症状は違いますが、いくつか困りごとの例をあげると
 

• 職場や学校などでのストレスからくる苦痛
• 気分の落ち込み、不安など感情や気分の不調がある
• 集中力が低下して、仕事や勉強がうまくいかない
• うまく寝られない
• ストレスなど精神的な原因から生じる体の不調
• 電車に乗る等、特定の状況になると苦しくなってしまう
• 整理整頓ができず、時間を守るのが難しくて困ってしまう
• 幻聴などの幻覚症状や、周囲に悪く思われると感じてしまう被害妄想がある
• 馬鹿げていると思いながらも、繰り返し同じ行動を繰り返してしまう

等々。
 
診察します疾患名を多いもので言いますと、適応障害、うつ病、不安障害、パニック障害、睡眠障害、注意欠陥多動性障害、統合失調症、強迫性障害といったものです。

当院の治療について

クリニックでの治療は対話を通じて行う精神療法、薬を用いて行う薬物療法を併用して行います。お薬を使わない場合もあります。
薬は症状に合わせ、医師が選びます。可能な限り副作用が少なく、依存性の低いものを必要最小量用います。お薬によって脳の中に足りなくなっている物質を補ったり、過剰になった物質の働きを弱めたりしてで心が落ち着いていくことを目指します。
 
治療方法、使う薬の選択については、説明をしたうえで話し合いながら決めていきます。
どのような薬でも、副作用の可能性があり、心の治療薬も同様です。診察の中で副作用を説明し、治療の過程の中で副作用が出現した場合は治療方法を変えていくことになります。
 
心の安定が得られましたら、これを維持して十分と判断したところで、薬の調整を行います。
比較的早く辞められる薬もありますし、長期に服薬した方がいい場合もあります。これは逐次説明してまいります。